【2020.9.3 更新】
※本記事は3分で読めます。
働き方改革のスバリストブロガー、迅斗です。
「適応障害」と「うつ病」はよく同じものに捉えられたり、そもそも違いがわからなかったりしますよね。また、ロクに症状や要因などのカウンセリングもせず、「適応障害」と診断する医者も多いことを、自分の闘病を踏まえて経験しました。実際、うつ病の時も別の医者には「適応障害」と言われたことあります。今回の記事では適応障害とうつ病の違いについて、両方の診断を受けた経験のある私が解説します。
- 「適応障害」と「うつ病」の違い
- 「適応障害」と「うつ病」の共通症状
- 「適応障害」になくて「うつ病」にある症状
- 「適応障害」だと過去に診断されたが、実は「うつ病」だった。誤診の理由は〇〇〇〇。
- 最後に:適応障害が続く場合は主治医を変えることを勧めます!
「適応障害」と「うつ病」の違い
そもそも適応障害とうつ病の違いとは何でしょうか。諸説ありますが、両方経験した私は下記だと考えます。
- 適応障害…休職や部署異動などでストレス因を取り除くと元気になる
- うつ病…休職や部署異動などでストレス因を取り除いても気分の落ち込みがある
適応障害は、休職や部署異動などによりストレス因を取り除くと、比較的短期間で元気になります。私も適応障害だった時は、ゴールデンウィーク含め3週間弱のリフレッシュで元の状態に戻り、職場復帰したい気持ちまで出てきました。むしろ早すぎて会社から「異動先決まってないからもう少し待って」と返事が来るほどでした。適応障害を患った友人も何人かいますが、長くても3カ月で職場復帰しています。
適応障害に対して、うつ病はそう簡単に元気にはなりません。本ブログで「共存」と主張しているくらいですから、2~3カ月で治るものではありません。しかし、症状が近いことから、実際は「うつ病」でも「適応障害」と診断されることが多いです。次章で、具体的な症状について説明します。
「適応障害」と「うつ病」の共通症状
私が考える「適応障害」と「うつ病」の共通症状は下記になります。
※個人差はあります。他の症状あれば教えてほしいです!
- 夜中や早朝の中途覚醒
- 十分寝ているのに目覚ましの時間になっても身体が動かない
- 突然涙が出てくる
- 感情がなくなる
- 普段しないようなミスや忘れ物をしやすくなる
- 家や車のカギやガス栓などが閉まってるか、やたら不安になる
- 上司や会社のことを思い出すとストレス(適応障害の方が軽度)
適応障害の度合いによるとは思いますが、上記のような症状は共通して言えます。では、適応障害になく、うつ病にある症状はどのようなものでしょうか。次章で紹介します。
「適応障害」になくて「うつ病」にある症状
「適応障害」になくて「うつ病」にある症状は下記になります。(2020.08.11更新)
- 何か物事をしていても突然動けなくなる
- 常時インフルエンザのような身体のだるさ(ただし平熱)
- 気圧に体調が左右されやすくなる
- 三大欲求が落ちる(特に性欲)
- 癇癪をおこしやすくなる
- 「死にたい欲(希死念慮)」が頻発する
- 好きなことに興味が持てなくなる
- 働けないことによる自己嫌悪
- 言動、行動が暗くなる(本人は無自覚)
- 考え方が破滅的になる
- 人に会いたくなくなる
- 親しい人の幸せを喜べなくなる
- 体重の増減が10kg単位で起こる←New
ご覧の通り、「適応障害」と「うつ病」にはかなり大きな違いがあることがおわかりいただけたでしょう。ではなぜ、うつ病の人が適応障害と誤診されやすいのでしょうか?次章でその理由を説明します。
「適応障害」だと過去に診断されたが、実は「うつ病」だった。誤診の理由は〇〇〇〇。
適応障害とうつ病がよく誤診される理由は、患者と医者の「対話時間」の少なさ。
実は昨年11月の休職後、私は2回「適応障害」と誤診されています。誤診された医者の共通点は「初診でも対話時間が短い」ことでした。どちらも15分もない程度の対話時間でした。初診は「どのような背景(主に直近)があったから辛くなって、どのような症状があります」という話が基本です。
しかし、対話時間が短いと「適応障害とうつ病の共通症状」の部分が話題の大半になります。その結果本来は「うつ病」の人も「適応障害」と診断されてしまいます(もちろん本当に適応障害な場合もありますが)。また、共通事項として「カウンセリングよりも薬物療法がメイン」というところが挙げられます。
私が現在も通院している病院の主治医は、初診にてカウンセリングの時間を1時間取ってくださりました。その際に「幼いころの環境や発達の遅れはありましたか?」というところから始まり、背景や症状、服薬状況に加え、自〇未遂の状況まで詳しく聞いてくださったうえで、治療方針を定めて下さりました。そして、症状に加え、「部署異動してストレス因を取り除いているのにも関わらず、短期間で再発している」というところで「うつ病」という判断をされました。
余談ですが、病院変えてから薬の量が半分に減りました(笑) 今では初診の半分にまで減って、睡眠系の薬は全くなくなりました。
そんな私の初期症状を記録した記事はコチラから!
最後に:適応障害が続く場合は主治医を変えることを勧めます!
いかがでしたか?「適応障害」と「うつ病」は似ているようで別物です。適応障害の診断が数カ月続くようでしたら、転院を検討した方がいいでしょう。予備校の先生に相性があるように、主治医や病院との相性も当然あります。苦しんでる方々が少しでも楽になれる世の中になることを私は願います(`・ω・´)
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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
ではでは、今日も皆さま生きててえらい(/・ω・)/
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